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正立天頂ミラーを作ります

市販天頂ミラーの部品と3Dプリンタを使って正立天頂ミラーを作ります。

①正立天頂ミラーって何?

望遠鏡を覗くと上下左右が逆転した状態で星空や景色が見えるんですが、それを上下左右をそのまま見られる様にするものです。

詳細は他所で説明してくれていると思いますので、そちらを参照してください。

②正立天頂ミラーのしくみ

アミチプリズムと同じ角度になる様に鏡を配置します。

そうすると対物レンズからの光を90度屈折させて正立した画としてみる事が出来ます。

③鏡の置き方

長辺と短辺の比が1:1/√2になる鏡を2枚用意します。

2枚の鏡の長辺の1辺が同一直線上となる様に直角(90度)で合わせ、それぞれの辺の中心に相手側の角がくる様に配置します。

赤枠で囲んだ部分が鏡の配置になります。

長方形の中の楕円が対物レンズから入ってくる光が通る円になります。

鏡の中では楕円ですが、接眼部から覗くと円に見える様になります。

ちょっと解り難いかも知れませんが、水色の線が屈折した光軸です。

この鏡の置き方を元にして筐体を作り、望遠鏡への差し込みスリーブとアイピースのホルダーを作ります。

④筐体

光軸の邪魔をしなければどの様な形で作っても問題無いです。

こんな形で設計してみました。

左下の2つは鏡の台座になります。

これを3Dプリンタで印刷しました。

⑤組み立て

この筐体に鏡、アイピースホルダー部とスリーブ部を付けて完成です。

ちゃんと丸く見えてます。

ざっくりとした内容ですが、一連の流れは下記動画をご参照ください。

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AP赤道儀とSTARBOOK ONE/TENの無線化が出来ました。

四苦八苦してなんとか無線化が成功しました。

どうやったかとかは公開出来ませんが、一応出来たって事で。。。。

AP赤道儀とSTARBOOK ONE

STARBOOK TENでもいけました。

STARBOOK TENならアドバンスユニットのとこにバッテリーを放り込めそうです。

自動導入、自動追尾、PEC記録(SXPも)が出来ました。

但し、無線変換のタイムラグがあるはずなのでケーブル接続時とまったく同じ動作にはならないと思います

※ずいぶん前に他のブログサイトにアップした投稿を書き直したものです。

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AP赤道儀とSTARBOOK ONEの無線化

先に書いた記事のESPモジュールを使ってシリアル通信の無線化をAP赤道儀とSTARBOOK ONEの間に入れてみました。

現段階ではうまくいったと云うところまでは出来ていませんが、不安定ながら通信は出来ていそうです。

AP赤道儀側
STARBOOK ONE側

こんな感じでそれぞれにESPモジュールをつないで電源を入れたら、AP赤道儀である事は認識しますがその後で「エラー カダイ ナシ」になってしまいました。

そのまま放っておくと「コウセイ N ×60」が表示されコントロール出来たりもしますが、また「エラー カダイ ナシ」になったりと安定しません。

まぁ、やっつけでやってみただけなのでこんなもんなのでしょう。

もうちょっとつめて使える様にしたいです。