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自分の山で星が見たい

自分の山で星が観たい

我が家は東京都(東西の中央辺り)で綺麗な星空が観えるとは言えません。夏には北極星すら探すのが大変。。。

星を観るには何処かへ出掛けて観るって事になるんですが、適当な空き地で勝手に観る訳にはいきません。フリーな駐車場ってのも何か自分勝手出来ない気がする。千葉の九十九里に親戚が居り、気軽に行ける処はあるんですが都内超えで行くには時間が掛かるんです。

で、好き勝手に行って星が観られるところが有ったらいいなと数年前から物色してました。

これがなかなか見つからなかったです。

山間で手が届く物件はいくつかあったんですが、2~300坪の土地だと敷地の木を全部伐採しても見える空は限られる。尾根や山頂を含んでいても道が無い。見晴らしが開けていていいなと思ったら既にどなたかのものに。。。などなど

そんな中で去年の暮れにとうとう出会いました。自宅から1時間ちょいで行ける。下の道から尾根まで続く1800坪!!

敷地まで車の乗り入れは出来ない。すぐ隣に民家がある。。。と言ったマイナス点はあったのですが目を瞑って手に入れる事にしました。

赤枠内が手に入れた土地です。

家がある左側はもともと民家があり、今は取り壊されて平地になってます。この場所でもとりあえずの星見は可能!!。。。なんですが、家を取り壊した際の瓦礫等が放置され草に埋もれてました。

まずはここの片付けから初めてって事になります。

写真は無いですが、この場所でも夜には星を観る事は出来ました。

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天体 工作

正立天頂ミラーを作ります

市販天頂ミラーの部品と3Dプリンタを使って正立天頂ミラーを作ります。

①正立天頂ミラーって何?

望遠鏡を覗くと上下左右が逆転した状態で星空や景色が見えるんですが、それを上下左右をそのまま見られる様にするものです。

詳細は他所で説明してくれていると思いますので、そちらを参照してください。

②正立天頂ミラーのしくみ

アミチプリズムと同じ角度になる様に鏡を配置します。

そうすると対物レンズからの光を90度屈折させて正立した画としてみる事が出来ます。

③鏡の置き方

長辺と短辺の比が1:1/√2になる鏡を2枚用意します。

2枚の鏡の長辺の1辺が同一直線上となる様に直角(90度)で合わせ、それぞれの辺の中心に相手側の角がくる様に配置します。

赤枠で囲んだ部分が鏡の配置になります。

長方形の中の楕円が対物レンズから入ってくる光が通る円になります。

鏡の中では楕円ですが、接眼部から覗くと円に見える様になります。

ちょっと解り難いかも知れませんが、水色の線が屈折した光軸です。

この鏡の置き方を元にして筐体を作り、望遠鏡への差し込みスリーブとアイピースのホルダーを作ります。

④筐体

光軸の邪魔をしなければどの様な形で作っても問題無いです。

こんな形で設計してみました。

左下の2つは鏡の台座になります。

これを3Dプリンタで印刷しました。

⑤組み立て

この筐体に鏡、アイピースホルダー部とスリーブ部を付けて完成です。

ちゃんと丸く見えてます。

ざっくりとした内容ですが、一連の流れは下記動画をご参照ください。

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天体 工作

AP赤道儀とSTARBOOK ONE/TENの無線化が出来ました。

四苦八苦してなんとか無線化が成功しました。

どうやったかとかは公開出来ませんが、一応出来たって事で。。。。

AP赤道儀とSTARBOOK ONE

STARBOOK TENでもいけました。

STARBOOK TENならアドバンスユニットのとこにバッテリーを放り込めそうです。

自動導入、自動追尾、PEC記録(SXPも)が出来ました。

但し、無線変換のタイムラグがあるはずなのでケーブル接続時とまったく同じ動作にはならないと思います

※ずいぶん前に他のブログサイトにアップした投稿を書き直したものです。

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天体 工作

AP赤道儀とSTARBOOK ONEの無線化

先に書いた記事のESPモジュールを使ってシリアル通信の無線化をAP赤道儀とSTARBOOK ONEの間に入れてみました。

現段階ではうまくいったと云うところまでは出来ていませんが、不安定ながら通信は出来ていそうです。

AP赤道儀側
STARBOOK ONE側

こんな感じでそれぞれにESPモジュールをつないで電源を入れたら、AP赤道儀である事は認識しますがその後で「エラー カダイ ナシ」になってしまいました。

そのまま放っておくと「コウセイ N ×60」が表示されコントロール出来たりもしますが、また「エラー カダイ ナシ」になったりと安定しません。

まぁ、やっつけでやってみただけなのでこんなもんなのでしょう。

もうちょっとつめて使える様にしたいです。

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電子工作

ESPなんちゃら2個で相互通信

ESP8266やESP-WROOM-02やらを使うと無線LANで仮想COMポートが簡単に使えるって事を知りました。

2個使ったらシリアル通信が簡単に無線化出来るんじゃ無いかと思い、いろいろと調べてみたところトランスペアレントモードってのを使うと何にもプログラムしなくてもいけちゃうんじゃないかと試してみました。

ArduinoにつないでとかESP8266にスケッチ書き込んでとかの記事はいろいろと見かけるんですが、相互通信だけ出来ればいいのでちゃちゃっとやってみました。

手順は以下の通り。

 1. 2つのモジュールをUSB経由でPCとつなげます

     仮想COMポートとして認識されるので、それぞれどちらのCOMポートかわかる様にCOMぽーとの番号を確認しておきます。

 2. ターミナルソフトを起動してそれぞれのCOMポートを開きます。

    通信設定は、速度=115200bps, データビット=8bit, ストップビット=1bit, パリティー=無し, フローコントロール=無し

    端末設定は、送受信ともに改行をCR+LF

 3. SoftAP側に下記のATコマンドを1行づつ送信します

    ※いっぺんに送信すると1行前のコマンド処理が終わる前に送信されてしまい失敗します。

AT

AT+CWMODE_DEF=2

AT+CWSAP_DEF=”ESP8266″,”1234567890″,5,3,1,0

AT+CIPAP_DEF=”192.168.5.1″,”192.168.5.1″,”255.255.255.0″

AT+CIPAPMAC_DEF=”1a:fe:36:97:d5:7b”

AT+CWDHCP_DEF=0,0

AT+CIPMUX=0

AT+SAVETRANSLINK=1,”192.168.5.2″,1002,”UDP”,1005

AT+RST

最後のAT+RSTでリスタートされて待ち状態になります。

 4. Station側に下記のATコマンドを1行づつ送信します

AT

AT+CWMODE_DEF=1

AT+CIPSTA_DEF=”192.168.5.2″,”192.168.5.1″,”255.255.255.0″

AT+CWAUTOCONN=1

AT+CWJAP_DEF=”ESP8266″,”1234567890″

AT+SAVETRANSLINK=1,”192.168.5.1″,1005,”UDP”,1002

AT+RST

最後のAT+RSTでリスタートされてSoftAP側に接続し相互通信が可能な状態になります。

上記設定はユーザーパラメータエリアに保存されているので、電源投入(USB接続)すると相互通信可能な状態で起動します。

※IPアドレスやSSID等はESP8266のATコマンド説明書の記述をそのまま使っています。

今回使ったモジュールはシリアル-USB変換されていますが、USB変換機能の無いモジュールを利用して電源さえ用意出来れば既存のRS232Cで接続する機器等が簡単に無線化出来ます。